アパレルプレスとはどんな仕事？プレスのなり方や必要なスキルについて解説！

2023 1/18

近年アパレル業界は成長しており、つい最近ではUNIQLOが従業員へ支払う給料の大幅値上げをしました。これを機に「アパレル関係の仕事に就いてみたい！」と考える人は多くなったのではないでしょうか。

今回は、アパレル関係の仕事の中でも希望者が多い「アパレルプレス」についてご紹介します。

アパレルプレスとはどんな仕事？

アパレルプレスとは、アパレル関係の広報を担当するお仕事です。

プレスは英語に直すと「press」となり、「押し出す・印刷・出版」などの意味を持ちます。商品やサービスを世間へ「プレスする」という意味から、広報を担当するお仕事のイメージが定着しました。広報活動を通してアパレルブランドの良さや商品をより多くの人に知ってもらう活動を「プレス」といいます。

プレスの具体的な仕事内容は？

「広報」といっても、いろいろな仕事があります。アパレルプレスの場合、以下のような仕事を担当します。

アパレルブランドや商品の紹介
カタログの制作
アパレルイベントの企画
商品やサンプル品の貸し出し

例えば、雑誌やTVなどでアパレルブランドの魅力を伝えるのもアパレルプレスがすべき仕事の1つです。いわゆる「プレスリリース」を作るのも仕事ですし、SNSを活用して商品を紹介する仕事も担当します。どれか1つだけを担当することは少なく、あくまでアパレルプレス担当として様々な業務をこなす必要があります。

アパレルプレスになるには？

アパレルプレスになるにはいろいろな方法があります。自分に適した方法でアパレルプレスデビューを果たしましょう。

アシスタントからスタートする

アパレルプレスになるポピュラーな方法です。

派遣社員やアルバイト、正社員などで雇用されるケースもあればアパレルメーカーへ就職して広報部（プレス）へ配属されることもあります。企業によっては未経験スタートでアパレルプレスのお仕事を任せてもらえるケースもあります。アシスタントとして先輩アパレルプレスの仕事を手伝い、徐々に独り立ちしていくのが一般的でしょう。

販売スタッフからスタートする

ごく稀ですが、販売スタッフからアパレルプレスになることもできます。

販売スタッフのメインは接客ですからマッチしないかもしれませんが、商品知識や流行といったお客様が喜ぶニーズを的確に理解できているとアパレルプレスへ抜擢されるかもしれません。待っていてもなかなか声がかからないため、自分から上司に「アパレルプレスになりたい」ということを伝えておくことが大切です。

キャリアチェンジをする

プレスはアパレル業界だけに存在する仕事ではありません。

別業種でも「プレス」という仕事があります。別業種で培ったプレスの知識をアパレルに活かすことができれば抜擢されることがあります。以前の職種が「広報」や「PR」だったという方はアパレルプレスとして採用される可能性は非常に高いといえるでしょう。

アパレルプレスに必要なスキル・経験は？

先ほど「未経験でも採用される可能性がある」とお話しましたが、99%は何かしらのプレス経験がある人が採用されます。では、未経験からでもアパレルプレスに採用されるために積み上げておくべきスキルや経験には何があるのでしょうか。

マーケティングスキル

一番大事なのがマーケティングスキルです。

商品やサービスはマーケティングスキル無しでは売れません。「どうやったらお客様が自社のアパレルブランドの商品を購入してくれるのか」を考え、適切な施策を打たなくてはならないのがアパレルプレスの仕事です。メディアに露出したりSNSを活用したりとやるべきことはたくさんあり、それぞれの知見を深める必要があります。

コミュニケーションスキル

アパレルプレスはアパレルブランドの顔として表舞台に立つお仕事です。

そのため、お客様から好印象を頂けるようなコミュニケーションスキルは必須。メディアでの立ち振る舞い1つでアパレルブランドのイメージが大きく変わりますし、業績にも大きな影響を与えます。また、イベント企画を担当した際などで円滑にイベントが進行できるように手配するのもアパレルプレスのお仕事ですから、マネジメントスキルも必要です。

アパレルに関する知識

当然ですが、世間に発信するアパレルプレスはアパレルに関する知識を持っておくべきです。

「どんなブランドなんですか？」「どういう人におすすめなんですか？」と聞かれた際にパッと回答できるのが理想です。ここで「えーと…。」と詰まってしまうようではアパレルブランドの魅力を伝えることができませんし、アパレルプレスとしての評価はがた落ちです。仕事をする上で知識を頭に入れることは必要不可欠でしょう。

まとめ

アパレルプレスは未経験からでも採用されることがありますが、多くは経験者が採用されます。

マーケティングスキルやコミュニケーションスキル、そしてアパレルに関する知識があればアパレルプレスとして採用される可能性はグンと高くなるでしょう。まずは販売スタッフやアパレルプレスのアシスタントとして経験を積むのが近道です。